专利摘要:

公开号:WO1991010431A1
申请号:PCT/JP1991/000006
申请日:1991-01-09
公开日:1991-07-25
发明作者:Junzo Seki;Kouichi Ushimaru;Makoto Sugiyama
申请人:Nippon Shinyaku Co., Ltd.;
IPC主号:A61K9-00
专利说明:
[0001] 明 細 害 '
[0002] 脂 肪 乳 剤 技 術 分 野
[0003] 本発明は、 抗癌活性を有するマイ トマイ シン C誘導体の 製剤に関する。 さ らに詳しく は、 マイ トマイ シン C誘導体 単純脂質、 リ ン脂質および水を含有してなる抗痛剤医薬組 成物に闋する。
[0004] 背 景 技 術
[0005] マイ トマイ シ ン Cは優れた抗癌作用を示し、 広く臨床に 用いられている。 しかし、 多くの深刻な副作用を有し、 こ の製剤の臨床使用は、 著しく制限され十分な薬物療法を行 うことができない難点を有しており、 マイ トマイ シン Cの 腫瘙部位への移行性の改善および副作用の軽減が望まれて いた。
[0006] これまで、 マイ トマィ シン Cの種々の誘導体についてス ク り一二ングが行われるとともに、 マイ トマイ シン cのプ ロ ドラッグである一般式 〔 I〕 で表されるマイ トマイ シン c誘導体 (例えばノニルォキシカルボニルマイ トマイ シン C ) について、 リ ボソ ーム等に代表される製剤学的手法に より上記の問題を解決すぺぐ種々の努力がなされてきた。 上記マイ トマイ シン c誘導体の yポソ一ム製剤は、 投与 後リ ポソームより薬物が速やかに遊離し、 容易に代謝され ることなどにより満足な抗癌活性の改善効果は得られず、 より一眉の改善が望まれていた。
[0007] また、 薬物の血液中又は適用部位から病変組織への移行 性を改善するための製剤学的工夫に闋する研究はこれまで 種々行われてきているが、 上記のリ ン脂質で調製したリ ポ ソームに薬物を包含させて利用する方法では、 ①永層を脂 質二重層で包含する リ ポソ一ムには保存時の安定性に簡題 が多いこと、 ②上記マイ トマイ シン C誘導体はきわめて脂 溶性が高く リ ポソーム製剤とした場合リ ン脂質二分子膜中 に存在するのでリ ボソーム膜構造に損傷を与え、 薬物を安 定に保持できないこと、 等の欠点を有していた。
[0008] これは、 りポソー厶がリ ン脂質二分子胰によって内外の 永層を隔てる構造を有しているため種々の力に対して安定 ではないためであると考えられ、 凝集による粒子怪の増大 も又、 保存時の欠点として知られていた。
[0009] 発 明 の 開 示
[0010] 本発明者らは、 上記マイ トマイ シン C誘導体を安定に保 持し、 また腫瘍部位への移行性をも改善し、 安全で有効な 新規の製剤を提供することを目的に検討し続けた結果、 よ うやく本発明を完成させることに成功したものである。 通常、 投与された薬物は、 その薬物分子の持つ面有の性 質により生体内を移動分布する。 そして作用部位に到達し 薬効を発現する。 このとき薬効発現に必要な部位にのみ薬 物が集中することが好ましいが、 一般には身侓全体に薬物 は分布し、 不要な部位にも薬物が移動する。 時にこれが副 作用の原因となる。 そこで、 薬物の钵内動態を改善するこ との重要性及び必要性が生じる。
[0011] 本発明者らは、 上記の事情に鑑み、 ①薬物の薬理作用そ のものに影響を与えることなく、 ②薬物の効率的な病巣組 編内への選択的移行を可能たらしめ、 ③薬物の血中濃度を 持続させることができる、 安全で一層有効なマイ トマイ シ ン C誘導体の新規の製剤を検討し続けた結果、 ついに本発 明を完成させることに成功したものである。
[0012] 本発明の要旨は、 マイ トマイ シン C誘導体を主成分とす る脂肪乳剤を製造するにあたって、 単钝脂質、 リ ン脂質お よび永のそれぞれの構成成分の組成比を限定したところに め 0
[0013] 本発明に係るマイ トマイ シン C誘導体としては、 次の一 般式 〔 I〕
[0014]
[0015] C I )
[0016] 〔式中、 Xは、 一(CH2)n—0 又は、
[0017] (CH2)n— NHCOO— を表し、 n は、 0〜 4の整数 を表し、 Rは、 炭素数 3〜25の、 直鎖又は分咹した、 鎖扰 又は退欤の、 飽和又は不飽和の炭化永素を表す。 〕 で表わ される化合物を挙げることができる。
[0018] Rと して例えば、 ィ ソプチル、 ノニル、 セチル、 ゲラニ ル、 コ レステ リ ル等を挙げることができるが、 これらに跟 定されるものではない。
[0019] 本発明に係る一般式 〔 I〕 で表される化合物のうち、 ァ ルキルォキシカルポニルマイ トマイ シン C (一般式 〔 I 〕 で Xがー(C H 3) n— 0— かつ π が Dの化合物) 及び が コ レステ リルであるマイ トマイ シン C誘導体 (例えば、 N- コ レステ リルォキシカルボニルダリ シルマイ トマイ シン C、 コレステ リ ルォキシァセチルマイ トマイ シン C等) を除く 化合物は文献未記載の新規化合物であって、 本発明者らが- 初めて見出したものである。
[0020] 本発明に係るマイ トマイ シン C誘導体は、 生体内で既知 のマイ トマイ シン C誘導体とは異なる速度でマイ トマイ シ ン Cへと代謝されるため、 マイ トマイ シン Cのプロ ドラ ッ グとして有用なものである。
[0021] 一般式 〔 I〕 で表される化合物は特に、 人の血漿ゃ腫疡 細胞での遊雜のマイ トマイ シン C生成に便れている。 マイ トマイ シン C誘導体は、 それ自体は活性を有さずに腫瘍中 を初めとした体内で活性型であるマイ トマイ シン Cへと代 謝されることによりその効力を発現するものである。
[0022] 本発明においては、 マイ トマイ シン C誘導体は全体の脂 肪乳剤に対して 10% (w/v) 以下が望ましい。
[0023] 本発明においては、 単純脂質は全体の脂肪乳剤に対して 0. 5〜30% (w/v) 含有するようにする。
[0024] 本発明においては、 り ン脂質は上記の単純脂荧に対して 重量比にして 0. 05 〜 2倍量舍有するようにする。
[0025] これより少ない量では、 粗大粒子の混入が避けられず、 薬物を含有した安定な脂肪乳剤とすることができない。 こ れより多い量のリ ン脂質を用いた場合は、 リ ボソーム粒子 の混入が避けられず、 均一な脂肪乳剤が得られない。
[0026] 本発明の構成成分である永は、 適当量含有するようにす る o
[0027] これらの成分構成により、 安定な微粒子化乳剤が得られ、 このものがきわめて優れた特徴を有する医薬組成物であり、 新規のマイ トマイ シン C誘導体製剤として利用できること が本発明により初めて明かとなった。
[0028] 本発明の脂肪乳剤は、 乳剤粒子中にマイ トマイ シン C誘 導体を安定に保持することができる。
[0029] 本発明の脂肪乳剤の平均粒子痊は 0. 5 以下である。 本 発明の脂肪乳剤は 1 以上の乳剤粒子を含まないきわめて 微細で安定なものである。
[0030] 本発明の脂肪乳剤の乳剤粒子は、 ①腫疡に起 Sする炎症 及び生体防御反応により局所に集合するマク口フ ァージ等 の貪食性細胞や腫瘍細胞に移行するため、 ②腫瘍血管は血 管透過性が亢進しているので、 腫瘍部位で血管内から病巣 - 組織内に選択的に容易に漏出するため、 等の理由により効 率的な病巣部位への薬物移行が達成されるからである。
[0031] また、 約 1(30 £1下の乳剤粒子は、 肝臓等の钿網内皮系 による非特異的な取り込みが回避され、 薬物の血中濃度が いっそう髙く保たれる効果を得ることができる。 こ は、 より多くの本発明乳剤粒子の腫瘍組織内移行につながる。 乳剤粒子の病巣内移行にともない乳剤粒子に包含されて いる薬物も病巣内に移行する。 このことにより、 薬物が容 易にそして選択的に病巣部に移行するから、 病巣部位での 薬物濃度が髙まりその効果を増大させることができる。
[0032] 本発明によれば、 マイ トマイ シン C誘導体は脂質の油滴 中にあるため、 周囲の環境から遮断された钛態で存在する ので、 酵素的又は非酵素的な分解を抑制することができ、 投与後においても薬物の安定倥を改善することができる。
[0033] これらの結果、 本発明に適応するマイ トマイ シン C誘導 体より遊雜する活性型のマイ トマイ シン Cが病巣組織内に おいて持続的に作用することとなる。
[0034] 本発明の脂肪乳剤に使用される単純脂質としては、 例え ば、 精製大豆油、 綿実油、 菜種油、 胡麻油、 コーン油、 落 花生油、 サフラワー油、 ト リオレイ ン、 ト リ リノ レイ ン、 ト リノ ルミチン、 ト リステア リ ン、 ト リ ミ リスチン、 ト リ ァラキ ドニン等の中性脂質を挙げることができる。 また、 コ レステ リルォレー ト、 コ レステ リルリ ノ レー ト、 コ レス テ リルミ リステー ト、 コ レステ リルパルミテー ト、 コ レス テ リルァラキデー ト等のステロール誘導体をも挙げること ができる。 これは、 血管内皮等に存在する種々のリパーゼ 類により中性脂質は比較的容易に分解されるのに対し、 コ レステロール誘導体はこれらの酵素による分解を受けにく いため、 体内での安定性が更に増すからである。
[0035] り ン脂質としては、 例えば、 卵黄、 大豆、 牛、 豚等由来 のリ ン脂質または、 純あるいは半合成的に得られる 'J ン脂 荧が挙げられる。 即ち、 ホスファチジルコ リ ン、 ホスファ チジルエタノ ールァミ ン、 ホスフ ァチジルセ リ ン、 ホスフ ァチジルイ ノ シ トール、 ホスファチジルグリセロール等が 挙げられる。 例えば、 卵黄ホスフアチジルコ リ ン、 大豆ホ スファチジルコ リ ン、 ジパルミ トイルホスファチジルコ リ ン、 ジ ミ リス トイルホスファチジルコ リ ン、 ジステアロイ ルホスフ ァチジルコ り ン、 ジォレオイ ルホスファチジルコ
[0036] U ン、 ジパルミ トイルホスファチジルグリセロール等が挙 げられる。 それらの水素添加物も用いることができる。 な かでも好ましい代表例として、 精製卵黄レシチンを挙げる ことができる。 また、 乳剤粒子に表面荷電を賦与するため にステア リル了ミ ン、 ジセチルホスフヱー ト、 ホスフ ァチ ジン酸、 ホスファチジルグリセ口ール等の荷電を有する脂 質をも用いることができる。
[0037] 本発明の脂肪乳剤及びこれを使用した製剤の製造にあた つては、 従来から行われてきた種々の乳剤製造法をそのま ま応用することができる。 例えば、 薬物を含めた全構成成分をマン ト ン一ガウ リ ン 型等の加圧璜射式ホモジナイザー、 ミ ク ロ フルイダイザ一、 超音波ホモジナイザー等により充分に微細化して形成せし める方法が一般的である。 この時、 一般に知られる乳化補 助剤または安定化剤として生理的に受け入れられるステ σ ール類、 脂肪酸あるいはそれらの誘導体等を加えることも できる。 これらの代表例としては、 コレステロール、 ォレ イ ン酸等があげられる。
[0038] 本発明の脂肪乳剤の形妆ゃ粒子径は、 電子顕微鏡、 光散 乱方式の粒子径分析装置、 メ ンブレンフィルターによる據 過等により容易に確認することができる。
[0039] 本発明の脂肪乳剤の製剤には、 本発明の必須構成成分の ほかにその他の成分として、 一般に注射剤に用いられる添 加剤及び補助物質などを添加することができる。 例えば、 酸化防止剤、 防腐剤、 安定化剤、 等張化剤、 暧衝剤等を添 加することができる。 これらの添加剤、 補助物質等の要求 量及び最適量は、 その目的に応じて変化させることができ 0
[0040] 上記のようにして得られる本発明の医薬組成物は、 必要 に応じて滅菌 (例えば濾過滅菌や高圧蒸気滅菌等) し、 窒 素ガスとともに了ンプル中に封入することができる。 又、 必要に応じて凍結乾燥することができる。 凍結乾燥させた 本発明医薬組成物は、 適当な溶液の添加によって復元する ことができる。 本発明の脂肪乳剤は、 各種悪性腫疡等の治療を目的とし て ヒ トまたは種々の動物の静脈内に投与するのが一般的で ある。 この場合、 乳剤粒子の粒子 S等の管理を十分に行う 必要がある。 なぜならば、 一般に 1 上の粒子が混在す - ると、 種々の毒性発現が知られるからである。
[0041] また本発明の脂肪乳剤は、 必要に応じて勖脈内、 筋肉内、 及び皮下等に注射剤として投与することもできる。 また、 本発明に係る医薬組成物は、 点眼剤、 点暴剤、 経口投与剤、 吸入剤、 膀胱注入剤または坐剤や軟骨等としても製剤化し 使用することができる。 この場合においても、 医薬上許容 される基剤、 賦形剤等の添加剤を任意の成分として挙げる ことができる。
[0042] 本発明の脂肪乳剤よりなる製剤の投与量は、 投与ルー ト、 剤形、 症状、 目的によって異なるが、 乳剤として一般に、
[0043] 1 〜1000«£/回である。
[0044] 効 果
[0045] 本発明によれば、 マイ トマイ シン C誘導体の臨床上の利 用価植を著しく高めることができる。 本発明の効果は、 前 記した従来の問題点を克服し、 抗腫瘍効果の改善および、 臨床上の最大の問題である副作用 (毒性) を著しく軽減し たことなどにより、 安全で一層有劲なマイ トマイ シン Cの 新規な製剤化を達成したことに集約することができる。 こ れらの効果は、 本発明により初めて成されたものである。 本発明の脂肪乳剤の構成成分は、 従来から医療現場にお いて医療用として用いられてきた医療上許容される脂質を 主とするため、 極めて安全に使用することができる。
[0046] 発明 実施するための最良の形想
[0047] 以下に本発明の脂肪乳剤の製造に藺する実施例をあげて 本発明をさらに詳しく銳明するが、 本発明がこれらのみに 限定されるものではないことは明白である。
[0048] 製造例 1
[0049] ノニルォキシカルボニルマイ トマイ シン Cの 3 nig、 精製 大豆油 0. 5g 及び精製卵黄レシチン 0. 5g をクロ口ホルム
[0050] Zメタノ ール ( 1 / 1 , v/v)混液 lOOmi中で混合溶解した 後、 rj一タ リ ーエバポレーターで滅圧下溶媒を完全に除去 する。 これに 0. 24Mグリセ リ ン水溶液を 8 m£加え、 ホモジ ナイザーで撹拌し、 粗乳化液とする。 0. 24Mグりセ リ ン水 溶液を加えて 10m£に定容した後、 氷冷下超音波ホモジナイ ザ一 (ブランソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分簡乳化し、 極め て微細なマイ トマイ シン C誘導体を舍有する脂肪乳剤を得 ん 0
[0051] 製造例 2
[0052] ノニルォキシカルボニルマイ トマイ シン Cの 2 g 、 精製 大豆油 50g 及び精製卵黄レシチン 6 g を約 60 ¾で加温混合 し、 これに、 Q. 24Mグリセ リ ン永溶液を 500 ^加え、 ホモ ミキサーで撹拌し、 粗乳化液とする。 粗乳化液をマン ト ン 一ガウ り ン型ホモジナイザーにより高圧乳化し、 きわめて 微細なマイ トマイ シン C誘導体を含有する脂肪乳剤を得た。 1 J 製造例 3
[0053] ノニルォキシカルボニルマイ トマイ シン Cの 40mg、 精製 大豆油 0.5g 及び精製卵黄レシチン 0.5g をク ホルム Ζメタノ ール ( 1 / 1、 ν/ν)混液 100m£中で混合溶解した 後、 口一タ リ ーエバポレーターで減圧下溶媒を完全に除去 する。 これに、 等張リ ン酸緩衝液 8 miを加え、 ホモジナイ ザ一で攪拌し、 粗乳化液とする。 等張リ ン酸緩衝液を加え て 10m£に定容した後、 氷冷下、 超音波ホモジナイザー (ブ ラ ンソン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細な マイ トマイ シン C誘導体を含有する脂肪乳剤を得た。
[0054] 製造例 4
[0055] N— (コ レステリルォキシカルボニル) グリ シルマイ ト マイ シン Cの 2 g 、 精製大豆油 20g 及び精製卵黄レシチン 25g を約 60でで加温混合し、 これに、 0.24Mグリセ リ ン水 溶液を 100m£加え、 ホモミキサーで撹拌し、 粗乳化液とす る。 粗乳化液をマイ ク πフルイダィザ一により髙圧乳化し、 きわめて激細なマイ トマイ シン C誘導体を含有する脂肪乳 剤を得た。
[0056] 製造例 5
[0057] ノニルォヰシカルボニルマイ トマイ シン Cの l mg、 コ レ ステ リ ルォレー ト 0.5g 及び精製卵黄レシチン 0.5g をク η ホルム Zメタノ ール ( 1 / 1 , ν/ν)混液 100m£中で混 合溶解した後、 ロータ リ ーエバポレーターで減圧下溶媒を 完全に除去する。 これに、 0.24Mグリセ リ ン永溶液 8 m£を 丄
[0058] 加え、 ホモジナイザーで撹拌し、 粗乳化液とする。 0.24M ダリセ リ ン氷溶液を加えて 10m£に定容した後、 超音波ホモ ジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細なマイ トマイ シン C誘導体を舍有する脂肪乳剤 を得た。
[0059] 製造例 6
[0060] コ レステ リルォキシァセチルマイ トマイ シン Cの 3 mg、 精製大豆油 0.5g 及び精製卵黄レシチン 0.4g 、 ジミ リス トイルホスフ ァチジルグリ セロール 0, lg をク 13口ホルム
[0061] /メ タノ ール ( 1 / 1 , v/v)混液 100m£中で混合溶解した 後、 ϋ一タ リーエバポレーターで滹圧下溶媒を完全に除去 する。 これに、 9 %ラク トース水溶液 8 J ^を加え、 ホモジ ナイザーで撹拌し、 粗乳化液とする。 9 %ラク トース永溶 液を加えて 10m£に定容した後、 超音波ホモジナイザー (ブ ラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細な マイ トマイ シン C誘導体を含有する脂肪乳剤を得た。
[0062] 製造例 7
[0063] ノニルォキシカルボニルマイ トマイ シン Cの 5 og、 精製 大豆油 0.5g 及び永素添加卵黄レシチン 0.4g 、 コレステ ール 0. lg をクロ口ホルム Zメタノ ール ( 1 Z 1 , v/v) 混液 100m£中で混合溶解した後、 ロータ リーエバポレータ 一で滅圧下溶媒を完全に除去する。 これに、 9 %ラク トー ス永溶液 8 m£を加え、 ホモジナイザーで撹拌し、 粗乳化液 とする。 9 %ラク トース氷溶液を加えて 10m£に定容した後、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60 分簡乳化し、 極めて微細なマイ トマイ シン C誘導体を含有 する脂肪乳剤を得た。
[0064] 製造例 8
[0065] N— (ノ ニルォキシカルボニル) グリ シルマイ トマイ シ ン Cを以下に示す合成方法により得た。
[0066] 氷 3 m2にグリ シン 300ig、 ト リ ヱチルァミ ン 808ingを加 えた溶液に、 ノ ニルクロロカルポネー トの 824m をジォキ サン 20m£に溶解した溶液を 0 tにて滴下する。 3時間撹拌 した後、 反応液を滅圧濃縮に付し、 残渣に 1 N塩酸 10m£を 加え析出した沈澱をクロ口ホルム 20m£で抽出する。 有機層 を氷 10m で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した後、 滹圧 濃縮に付すと白結晶 (N— (ノ エルォキシカルボニル) グ リ シン) 570ngが得られる。 この結晶をジォキサン 10miと クロ口ホルム 2 m£の混液に溶解し、 0でにて、 N—ヒ ドロ キシサク シンィ ミ ドの 270m とジシク oへキシルカルボジ ィ ミ ドの 470mgを加える。 4 tで 12時藺放置した後、 析出 した沈濺を狳過して除き、 攄液を減圧港縮し無色の油拔残 渣 772mgを得る。
[0067] マイ トマイ シンじの 150mgを N, N-ジメチルホルムア ミ ド の 5 ί ^に溶解した溶液に上記の油状残渣 150mgとピリ ジン 36mgを室温下で加え、 4時間携拌する。 反応液を減圧 '濃縮 後、 残渣をクロ σホルム 20m£に溶解し、 水 15m£で洗淨する。 有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、 滅圧澳縮に付すと赤 紫色の残渣を得る。 この残渣をシ リカゲルカ ラムに付しク ロロホルム メタノ ール混液で溶出した赤紫色の面分を減 圧濃綰すると赤紫色の結晶 (N— (ノニルォキシカルボ二 ル) グリ シルマイ トマイ シン C) 225mg (収率 8 9 %) が 得られる (融点 250t以上 (分解) ) 。
[0068] このものの FAB— MSスぺク トルは m/z ; 5 6 3
[0069] (M+ 2 ) を示し、 'Η— NMRスペク トルは以下のビー クを示し、 その構造が確認できる。
[0070] δ : 5.36 〜5·08(3Η, ra, -COCH2NHCDO-, NH2)
[0071] 4.43 (1H, d, J=13.5Hz, 3-H)
[0072] 4.16 〜3.89(4H, m, -CDCH2NH-f -C00CH2-)
[0073] 3.7K1H, dd, J=10.8, 10.8Hz 10 - H)
[0074] 3.59 (1H, d, J= 4.6Hz 10-H)
[0075] 3.57(1H, dd, J= 1.6, 13.5Hz 3, -H)
[0076] 3.48(1H, dd, J= 1.6, 4.6Hz 2 -H)
[0077] 3.18 (3H, s, 0CH3)
[0078] 1.78(3H, s, -C=C-CH3)
[0079] 1.66 〜1.48(2H, ra, -C00CHaCH2-)
[0080] 1.42 〜1·16 2Η, m, -CH2 (CH2) 6CH3)
[0081] 0.88(3H, t, J=7Hz, -(CH2)8CH3)
[0082] このようにして得た N- (ノニルォキシカルボニル) グり シルマイ トマイ シン Cの 3og、 精製大豆油 0.5g 及び精製 卵黄レシチン 0.5g をクロ口ホルム/メタノ ール ( 1Z1, v/v)混液 ΙΟΟπώ中で混合溶解した後、 ロータ リーエバポレ 一ターで減圧下溶媒を完全に除去す 。 これに、 0. 24Mグ リセ リ ン永溶液を 8 mi加え、 ホモジナイザーで撹拌し、 粗 乳化液とする。 0. 24Mグリセ 'J ン水溶液を加えて 10m£に定 容した後、 氷冷下、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細なマイ トマイ シン C誘導体を舍有する脂肪乳剤を得た。
[0083] 製造例 9
[0084] N- (ィ ソブチルォキシカルボニル) グ II シルマイ トマイ シン Cを以下に示す方法により得た。
[0085] 水 3 m£にグリ シン 300mg、 ト リエチルァ ミ ン 808mgを加 えた溶液にィ ソブチルクロロカルポネー ト 544m をジォキ サン 20ιη2に溶解した溶液を 0でで滴下する。 3時簡攪拌し た後、 反応液を滅圧濃縮に付し、 残渣に 1 N塩酸 10m£を加 え、 析出した沈澱をクロ口ホルム 20m£で抽出する。 有機層 を水 lOrn^で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した後、 減圧濃 縮に付すと白結晶 (N- (ィ ソブチルォキシカルボニル) グ
[0086] U シン) 409ngが得られる。
[0087] この結晶をジォキサン 10m£とク ロホルム 2 m£の混液に 溶解し、 0でにて、 N-ヒ ドロキシサクシンィ ミ ド 270i と ジシク ロへキシルカルポジイ ミ ド 470mgを加える。 4 でで 12時 ¾放置した後、 析出した沈澱を通過して除き、 據液を 減圧濃緒し、 無色の油状残渣 772mgを得る。
[0088] マイ トマイ シン C 150in を、 Ν, Ν -ジメチルホル厶ァ ミ ド
[0089] 5 m に溶解した溶液に上記の油状残渣 150ngとピリ ジン 36 mgを室温下で加え、 4時間撹拌する。 反応液を滅圧濃縮後. 残渣をクロ口ホルム に溶解し、 永 15 ^で洗浄する。 有 機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、 减圧濃縮に付すと赤紫 色の残渣を得る。 この残渣をシ リ カゲルカラムに付し、 ク ロロホルム/メタノ ール混液で溶出した赤紫色の画分を滅 圧濃縮すると赤紫色の結晶 (N- (イ ソブチルォキシカルボ ニル) グリ シルマイ トマイ シン C ) 161mg (収率? 3 % ) が得られる (融点 2 5 O t:以上 (分解) ) 。
[0090] このようにして得た N- (ィ ソブチルォキシカルボニル) グリ シルマイ トマイ シン Cの 3 mg、 精製大豆油 0. 5g 及び 精製卵黄レシチン 0. 5g をクロ口ホルム/メタノ ール ( 1 / 1 , v/v)混液 中で混合溶解した後、 一タ リ ーェ バポレーターで 圧下溶媒を完全に除去する。 これに、
[0091] 0. 24Mグリセリ ン永溶液を 8 m2加え、 ホモジナイザーで攒 拌し、 粗乳化液とする。 0. 24Mグリセ リ ン永溶液を加えて 10m£に定容した後、 氷冷下、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細なマ ィ トマイ シン C誘導体を舍有する脂肪乳剤を得た。
[0092] 製造例 10
[0093] セチルォキシァセチルマイ トマイ シン Cを以下に示す合 成方法により得た。
[0094] セチルアルコール ( 1. 2g ) とエチレングリ コール (10 id ) をベンゼン ( 100m£ ) 中に加え、 さらに p—トルエン スルホン酸一水和物 ( lOOmg ) を加えて 8時間還流する。 反応物を滅圧濃縮に付し、 残渣をエーテル抽出後、 飽和炭 酸水素ナ ト リ ゥム溶液で洗浄し、 有機層を硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、 減圧濃縮に付すと残渣が得られる。 水酸化リ チウム了ルミ ニゥム ( 0· 5 g ) と塩化アルミ ニウム ( 2 g ) を乾燥エーテル (50 ) に溶解し、 上記残渣のエーテル 溶液を滴下し、 4時間撹拌を続ける。 希硫酸を若干加えた 後、 不溶物を攄過し、 エーテル層を氷及び 5 %炭酸永素ナ ト リ ゥムで洗狰し、 硫酸マグネシゥムで乾燥後、 減圧濃縮 に付すと残澄が得られる。 この油状残渣をジヨ ーンズ試薬 で酸化するとセチルォキシ齚酸が得られる。
[0095] 得られたセチルォキシ齚酸を製造例 8の方法と同様に N- ヒ ドロキシサク シンィ ミ ドを用いてマイ トマイ シン Cに結 合させることで、 セチルォキシ了セチルマイ トマイ シン C を得た(融点 110〜: L20 t (分解) ) 。
[0096] このようにして得たセチルォキシァセチルマイ トマイ シ ン Cの 3 mg、 精製大豆油 0. 5g 及び精製卵黄レシチン 0. 5 g をク口口ホルム Ζメタノール ( 1 / 1 , ν/ν)混液 100m£ 中で混合溶解した後、 ロータ リーエバポレーターで滅圧下 溶媒を完全に除去する。 これに、 0. 24Mグリ セ リ ン氷溶液 を 8 J ^加え、 ホモジナイザーで撹拌し、 粗乳化液とする。
[0097] 0. 24Mグリセ リ ン氷溶液を加えて に定容した後、 氷冷 下、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細なマイ トマイ シン C誘導体を 舍有する脂肪乳剤を得た。 製造例 11
[0098] 製造例 8において用いたノニルクロロカルポネー トの代 わりにゲラニルクロ σ力ルポネー トを同モル用いて製造例 8と同様に操作し、 Ν- (ゲラエルォキシカルボニル) グリ シルマイ トマイ シン Cを合成した (融点 250 t以上 (分解 ) ) 。 このマイ トマイ シン C誘導体 40mg、 精製大豆油 0. 5 g 及び精製卵黄レシチン 0. 5g をクロ ホルム/メタノー ル ( 1 Z 1 , v/v)混液 100^中で混合溶解した後、 ロータ リーエバポレーターで滅圧下溶媒を完全に除去する。 これ に、 等張!; ン酸緩衝液 8 を加え、 ホモジナイザーで撹拌 し、 粗乳化液とする。 等張リ ン酸緩衝液を加えて 10m£に定 容した後、 氷冷下、 超音波ホモジナイザー (ブラ ンソ ン モデル 1 8 5 ) で 60分間乳化し、 極めて微細なマイ トマイ シン C誘導体を含有する脂肪乳剤を得た。
[0099] 製造例 12
[0100] 製造例 1、 5、 6及び 8で得られた脂肪乳剤にアルブミ ン 0. 5g を加え、 その後凍結乾燥処理を行い、 乾煶製剤を得 た。
[0101] 本発明の脂肪乳剤の特性評価試験結果を以下に記す。 試験例 1、 試験例 2および試験例 3においては、 製造例 3で得られた本発明の脂肪乳剤を検体試料とした。 試験例 4においては、 製造例 4で得られた本発明の脂肪乳剤を検 体試料とした。
[0102] 比较のために対照試料として市販のマイ トマイ シン C注 射用製剤 (マイ トマイ シン協和 S (登綠商標) 、 協和発藓 ) を用いた。
[0103] 試験例 1 : 毒性評価試験
[0104] 実験動物として d d Y菜雄性マウス (体重約 30g ) を用 い、 検体試料又は対照試料を尾静脈より静脈内投与した。 投与量は遊雜のマイ トマイ シン C換算として 5 ng / kgとし た。 投与は隔日実施し、 計 3回行った。 最終投与 4 曰後の マウスの平均体重を表 1 に示した。
[0105] 検体試料を投与したマウスは、 無処置群と同様に正常に 体重が増加し、 毒性は観察されなかったが、 対照試料を投 与したマウスは、 著しく ft重が減少し、 重篤な消化管の損 傷も認められた。
[0106] 表 1 体重変化による毒性評価
[0107]
[0108] (平均值 τι = 10)
[0109] 本発明の脂肪乳剤は従来知られるマイ トマイ シン C製剤 に比べ顕著な毒性の低下が認められ、 よ,り安全な薬物療法 が達成されることが明白である。
[0110] 試験例 2 :抗腫瘍活性の評価
[0111] 実験動物として C D F 1系雄性マウス (体重約 20g ) を 用い、 P 3 8 8腫癀細胞を腹腔内投与 (移植) した後、 2 曰後及び 4 日後の計 2 '回、 検体試料又は対照試料を尾静脈 より静脈内投与して治療した。 投与量は遊雜のマイ トマイ シン C換算として S mg / kg/回とした。 コ ン ト ロール群は 生理食塩水を同様に静脈内投与した。 コ ン ト ロ ール群との 比較により求めたそれぞれの延命効果 ( I L S % ) を表 2 に示した。
[0112] 表 2 抗腫瘍効果
[0113] 抗腫瘙効果 (延命率) は、 検体試料は対照試料より著し く優れることが認められる。
[0114] 本発明の脂肪乳剤は従来知られるマイ トマイ シン C製剤 に比べ、 顕著な抗腫瘍効果 (延命率) を示し、 より有効で 安全な薬物療法が達成されることが明白である。
[0115] 試験例 3 :血中瀵度推移
[0116] 実験 ¾物として C D F 1系雄性マウス (体重約 25g ) を 用い、 検体試料及び対照試料を尾静脈より静脈内投与した。 投与量は遊雜のマイ トマイ シン C換算として 5 mg Z kgとし た。 投与後、 1分後、 30分及び 60分において少量採血した。 血中のマイ トマイ シン C濃度は髙速液体ク マ トグラ フィ 一にて測定した。 その結果を表 3に示した。 表 3 血中濃度 ( g / r )
[0117]
[0118] (平均値 n = 3 )
[0119] 検体試料を投与した場合の血中マイ トマイ シン C濃度推 移は、 対照試料より髙く持続することが示された。
[0120] 本発明の脂肪乳剤は従来知られるマイ トマイ シン C製剤 に比べ、 マイ トマイ シン Cの血中濃度の持続が達成される ことが明白である。
[0121] また、 対照試料を投与した直後の極めて高いマイ トマイ シン C濃度は検体試料では観察されず、 毒性の発現という 観点でも望ましいものであった。
[0122] 試験例 4 : 腫瘙部位への薬物移行性
[0123] 実験動物として d d Y系雄性マウス (体重約 25 g ) を用 い、 S— 1 8 0腫瘍細胞を皮下投与した後 約 1 0 日後、 検体試料または対照試料を尾静脈より静脈内投与した。 投 与量は遊離のマイ トマイ シン C換算として 5 mgZ kgとした。 30分後面形腫癍摘出しボモジナイズし、 腫 ¾中の総マイ ト マイ シン C澳度 (マイ トマイ シン C換算) を髙速液体ク!□ マ トグラフィ 一にて測定した。 その結果を表 4に示した。
[0124] (以下次頁) 表 4 腫瘍中の総マイ トマイ シン C濃度
[0125]
[0126] (平均土標準偏差 τι = 3 )
[0127] 検体試料を投与した場合の腫瘙中マイ トマイ シン C瀵度 は、 対照試料よりも髙いことが示された。
[0128] 本発明の脂肪乳剤は従来知られるマイ トマイ シン C製剤 に比べ、 顕著な腫瘙部位への集積性を有し、 より有効で安 全な薬物療法が達成されることが明白である。
[0129] 試験例 5 : マイ トマイ シン C誘導体からのマイ トマイ シン Cの生成 '
[0130] ノ二ルォキシカルポニルマイ トマイ シン C (誘導体 1 ) , N- (ノニルォキシカルボニル) グリ シルマイ トマイ シン C (誘導体 2 ) 、 及び、 N- (コ レステ ϋルォキシカルボニル ) グリ シルマイ トマイ シン C (誘導体 3 ) からのマイ トマ ィ シン Cの生成を表 5 に示した。
[0131] d d Y系マウスの皮下で増殖させた S— 1 8 0固形腫瘍 およびヌードマウスの皮下で増殖させた人由来の固形腫瘍 細胞 (M X— 1 ) を摘出し等張燐酸緩街生理食塩氷を用い てそれぞれ 10%ホモジネー トを作製した。 これに、 それぞ れのマイ トマイ シン C誘導体を最終翁度として とな るように加え、 37 :で 60分間ィ ンキュペート した後、 遊雜 したマイ トマイ シン Cを高速液体クロマ トグラフィ 一にて 測定した。
[0132] いずれのマイ トマイ シン C誘導体も腫瘍中で活性型であ る遊雜のマイ トマイ シン Cを生成することが明かである。 またこれらの遊離のマイ トマイ シン Cの生成は、 添加.した 誘導体の分解と量的関係が完全に対応していた。
[0133] これらの誘導体は、 マイ トマイ シン Cのプロ ドラ ッグと しての性質を備えていることが確かめられた。
[0134] また、 遊雜のマイ トマイ シン Cの生成速度は、 個々の誘 導体によって異なり、 N- (ノエルォキシカルボニル) グリ シルマイ トマイ シン C (誘導体 2 ) が誘導体 1及び誘導体 3に比べ速やかにマイ トマイ シン Cを遊雜した。 人由来の 腫瘍細胞においても同様であった。
[0135] 表 5 マイ トマイ シン Cの生成 (%)
[0136] 試験例 6 : 粒子怪の測定
[0137] 製造例 2及び製造例 3の乳剤粒子の粒子径について、 レ 一ザ一光による動的光散乱粒子径測定装置を用いその粒子 痊について評価した。
[0138] その結果、 製造例 2の平均粒子径は、 約 150〜 250nraで あり、 1 Λ»以上の粒子を含まなかった。 製造例 3の平均粒 子径は、 約 2(!〜 lOOnmであり、 1 ju以上の粒子を含まなか つた。
[0139] 本発明の脂肪乳剤はきわめて微細で、 均一な乳剤粒子よ りなり、 静脈内に投与する際、 毒性上間題となる 1 <以上 の粒子をも含まないので、 有効で安全な薬物療法が達成さ れることが明白である。
[0140] 産業上の利用可能性
[0141] 以上のように、 本発明によれば、 マイ トマイ シン Cのプ ロ ドラッグであるマイ トマイ シン C誘導体 〔 I〕 を注射剤 として安全に有効量投与することができることから、 医薬 品産業において有用である。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1. (a)全体の 0.001〜10% (w/v) の、 次の一般式 〔 I〕
C I
〔式中、 Xは、 一(C H2)n— 0— 又は、
- (C Ha)n-NHC O O- を表し、 π は、 0〜 4の整数 を表し、 Rは、 炭素数 3〜25の、 直鎖又は分歧した、 鎖状 又は環状の、 飽和又は不飽和の炭化水素を表す。 〕
で表わされるマイ トマイ シン C誘導体、
Cb)全体の 0.5〜30% (w/v) の単純脂質、
(c)単純脂質に対して 0.05 〜 2倍 (重量比) のリ ン脂質、 及び、
(d)適当量の水
の上記 (a)、 to). (c)、 及び (d)を舍有することを特徴とする脂 肪乳剤、 又はその凍結乾燥製剤。
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同族专利:
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EP0510197A4|1993-02-03|
TW211015B|1993-08-11|
引用文献:
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法律状态:
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1996-10-22| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1991901901 Country of ref document: EP |
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